LINE公式アカウントでは、一斉配信以外にも、特定の相手にメッセージを送れる、ターゲティングメッセージと言う機能があるのをご存じでしょうか。
属性別に相手を分類し、メッセージを送ることが可能です。
本記事ではターゲティングメッセージについて詳しく解説していきます。興味のある方はぜひ参考にしてください。
ターゲティングメッセージとは?
ターゲティングメッセージとは、アカウントの友だちの中から特定のターゲットに絞り込んで配信できるメッセージです。
ターゲティングメッセージの利用には、ターゲットリーチが100人以上である必要があります。
ですので、友だちの数が100人を下回るアカウントでは、利用が難しくなりますので、注意が必要です。
では、どのようなシチュエーションでターゲティングメッセージを利用すればいいのでしょうか。
ターゲティングメッセージの利用例
アパレルを経営しているが、メンズの服で新シリーズが出たので男性に向けた配信を行いたい
美容院を経営しているが、女性向けのヘアケアに関するクーポンを配信したい
学割を充実させたので、10代に向けて配信を行いたい
ターゲティングメッセージでは、性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS(iOS、Androidなど)・友だち追加してからの期間などで、ターゲットを分類してメッセージ配信を行うことが可能です。
上記のように、男性に向けて、10代に向けて、特定の層に配信するためのメッセージを、違う性別、違う年代に配信した場合、友だちが興味のないメッセージを受け取る結果に繋がります。
友だちに送るメッセージを最適化できていない場合、ブロック率が上がる傾向にありますが、ターゲティングメッセージを利用することでそのリスクを下げることが可能です。
ターゲティングメッセージは無料で利用可能?
ターゲティングメッセージは、残念ですが無料で利用することができません。
LINE公式アカウントの有料プランのみで利用が可能となっています
ターゲティングメッセージの設定方法
では、ターゲティングメッセージの設定方法について解説して行きます。
管理アプリでの設定手順
1)[ホーム]>[メッセージ配信]をタップ
2)[作成]をタップし、[追加]から配信したいメッセージの種類を選択
3)メッセージを登録したら[次へ]をタップ
4)[配信先]で[属性で絞り込み]を選択
5)絞り込みたいターゲットの属性を選択
これで設定は完了となります。LINE official account manager 出の設定方法もアプリ上での設定方法とほぼ変わりません。
1)[ホーム]> [メッセージ配信]> [作成]をクリック。
2)[配信先]を[属性で絞り込み]に選択
3)絞り込みたいターゲットの属性を選択
以上がLINE official manager上でのメッセージ配信手順となります。
ターゲティングメッセージを利用するメリット
ターゲットを絞ることで送るメッセージを最適化することができることは大きな利点ですが、それ以外にもメッセージ数の節約といったメリットがあるので解説して行きます。
LINEでのプランに応じて配信できるメッセージ数は決まっています。フリープラン、ライトプラン、スタンダードプランの何れにも条件が設定されてることから、メッセージ数の無駄遣いは禁物です。配信するメッセージのターゲットを絞り込むことで、消費する通数を削減できることは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
よりよいサイクルを作り出せる
公式アカウントでの情報配信は、ブロック率との戦いです。折角友だちを増やしたとしても、早々にブロックされてしまっては、友だちに必要なメッセージを届けることができず、思ったような効果が発揮できません。
ブロック率を削減するためには、配信するメッセージを最適化することが重要です。
一つ一つのメッセージ配信を丁寧に行い、顧客が必要としている=友だちが興味を示す内容を吟味することで、ブロック率を下げるだけではなく、友だちがLINE公式アカウントによって配信される情報を注意して確認するようになります。
その為にターゲティングメッセージが有用なのは先述の通りですが、LINE公式アカウントでターゲット分類できるのは、性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS(iOS、Androidなど)・友だち追加してからの期間などに留まります。
より詳細なターゲティングを行うためには
レストランを経営しているが、今日は雨の日で客足が悪く、予約の入りも芳しくない為、ランチ帯の時間帯を狙って店の徒歩圏内に住んでいる人にかぎって当日限定クーポンを配信し、売り上げを上げよう
美容院を経営しているが、普段の単価が高いお客様に限って、新メニューの髪質改善に関する情報配信を行おう
カフェを経営しているが、お子様ランチを充実させたので、小学生以下のお子様がいる友だちに割引券を配信しよう
「徒歩圏内に住んでいる」「普段の単価が高い」「小学生以下のお子様がいる」等、細かいターゲット分類はLINE公式アカウントのみで行うのは困難です。しかし、顧客情報に基づいた配信を心がけることで、配信のクオリティは飛躍的に上がります。
LIBOTでは、普段の顧客情報に基づいてLINE公式アカウントの友だちを細かく分類し、最大限友だちに最適化されたメッセージを配信することが可能です。
ターゲティングメッセージ機能をもう一段階アップグレードさせ、さらに効果的なLINE公式アカウント運用を行いたい方は外部サービスの利用もご検討ください。
まとめ
ターゲティングメッセージでは、友だち数が100人以上いるアカウントのみで利用可能な機能です。
性別・年代・居住地(都道府県まで)・利用しているOS(iOS、Androidなど)・友だち追加してからの期間などで、ターゲットを分類してメッセージ配信を行うことができます。ターゲットを絞ることで、メッセージ数の節約、ブロック率の低下が見込めます。
また、性別や年代のみではなく、顧客の単価、家族構成、好み、来店頻度など、細分化された情報に基づいても一段階上のセグメント配信を行いたい場合は、ぜひ外部サービスの利用もご検討ください。