公式LINE活用マーケティングに用いられるA/Bテストを解説!!

みなさんこんにちは!突然ですが、A/Bテストって聞いたことはありますか?

A/Bテストとはマーケティングの施策の一つで、対象をAとBなど複数に分けて施策の効果を検証する方法です。直感的ではなく、データを用いて効果検証ができるため、公式LINE運用では非常に有用です。

この記事では公式LINEでA/Bテストを行うメリットとその方法について解説をしています。興味のある方はぜひご一読ください。

この記事の対象読者
  • 公式LINEアカウントのA/Bテストメッセージについて知りたい
  • 公式LINEアカウント運用の効果を測定したい
  • 公式LINEアカウントのより良い運用がしたい
この記事を読んでわかること
  • 公式LINEアカウントのA/Bテストメッセージの概要・メリット
  • 公式LINEアカウントのA/Bテストメッセージの配信方法
  • より良いアカウント運用の方法
目次

A/Bテストの概要

A/Bテストとは

A/Bテストとはマーケティングで用いられる施策の1つです。対象を2つに分け、検証したい要素以外の全てを揃えて施策を行うことで、施策の効果が見えやすくなります。

例えば、消費者を広告を見たグループと、そうでないグループに分け、商品のイメージを調査することで、広告が及ぼす影響を測定するといった施策があります。一般的にサンプル数(調査をした人数)が大きいほど、結果は正確になります。

インターネットが発達した現在では、手軽に多くのサンプルを集めることが可能なため、A/Bテストが非常に役立ちます。

小学生の時に理科で行った対照実験をイメージするとわかりやすいです。

公式LINEアカウントのA/Bテストとは

公式LINEのA/Bテストの説明は以下の通りです。

複数のメッセージ内容(バリエーション)を作成し、特定の割合のユーザーに配信することができます。

A/Bテスト配信後にそれぞれのバリエーションの分析結果を確認し、最もパフォーマンスが良かったメッセージを残りのユーザーに配信することも可能です(テスト開始から3日以内に限る)。

A/Bテストメッセージを作成するにはターゲットリーチが5,000人以上必要です。

A/Bテストメッセージ

まとめると、公式LINEのA/Bテストは、複数のメッセージをランダムなユーザーに配信し、効果を確かめることが可能であることがわかります。割合を選択したり、手応えのあるメッセージを残りのユーザーに配信すること可能なことも魅力です。

公式LINEアカウントでA/Bテストメッセージを行うメリット

メッセージの最適化が可能

公式LINEアカウントのA/Bテストメッセージでは、最大4つのメッセージをユーザーに配信することが可能です。そのためにどのメッセージを配信すればクリック率が増加するかや、既読率が上がるかなどを知り、最適なLINE運用につながります。

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手軽に施策の効果を検証可能

公式LINEアカウントのA/Bテストメッセージは、メッセージとターゲットを指定し、配信するのみで行えます。そのため検証が容易です。

また、メッセージ機能の一つであるため、カードタイプメッセージや、動画、クーポンなどもお試しで配信することが可能で、自分に合ったLINE運用を探る手助けになります。

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ただし、友だちが5000人以上でないとA/Bテスト自体を行うことができないため、その点は注意が必要です。

効果が図示できる

A/Bテストメッセージを配信するだけでなく、分析のページのメッセージ配信から、結果を図や表で見ることが可能です。そのため、手間をかけることなく、分析をすることが可能になります。

次章から公式LINEでA/Bテストメッセージ機能を用いる方法を解説していきます。

公式LINEでA/Bテストを行う方法

メッセージ管理画面に遷移する

LINE Official Account Managerにログインし、「メッセージを作成」をクリックする(下記画像)

メッセージ管理画面でA/Bテストを作成をチェックする

メッセージ管理画面に遷移後、メッセージ管理画面で「A/Bテストを作成」をチェックします。

「A/Bテストを作成」をチェックした際、「LINE VOOMに投稿する」「ID指定配信」を同時に選択することはできないので注意が必要です。

A/Bテストメッセージの割合を設定する

「A/Bテストを作成」をチェック後は、テスト名、テスト対象の割合を設定します。

画像はA/Bテストメッセージより引用

①テスト名

A/Bテストの名前を設定します。ユーザーには表示されません。

②テスト対象

絞り込んだ配信対象に対して、A/Bテスト対象にする友だちの割合を設定することが可能です。

配信対象を絞り込む場合は、絞り込み配信をご参照ください

③確認

A/Bテストメッセージの配信対象数を確認することが可能です。

メッセージを作成する

メッセージを複数個作成します。最大4つのメッセージを作成し、比較することが可能です。

画像はA/Bテストメッセージより引用

①バリエーションを追加

クリックするとバリエーション(効果を比較したいメッセージ)が追加できます。

②タブ

バリエーションごとのタブです。「▼」をクリックすると削除やコピーが選択できます。

③バリエーション名

バリエーションの管理用ラベルを設定できます。

④メッセージ設定フォーム

メッセージを作成することが可能です。

設定を完了したら「配信」をクリックし、送信は完了となります。※A/Bテストメッセージの配信には通常と同料金が発生します。

A/Bテストメッセージを分析する方法

分析に移動する

分析をクリックし、サイドバーのメッセージ配信を選択します。

A/Bテストメッセージを選択する

分析のメッセージ配信から、A/Bテストメッセージを選択することで、詳細を見ることが可能です(下記画像)。

画像はA/Bテストメッセージより引用

まとめ

この記事では、A/Bテストメッセージのメリット、配信方法、分析方法に関して解説してきました。

A/Bテストメッセージを使うことで、手軽にメッセージの効果を検証し、最適な公式LINE運用に近づきます。また、クーポンやリッチメッセージなどを組み合わせ配信することで、どの配信方法が自社に適しているのかを検証することにもつながります。

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A/Bテストを用いる条件として、友だちの数が5000人以上必要といった難しめの条件はありますが、ぜひ便利な機能なので活用していただけると幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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